修学院離宮、ふたたび





春の訪れを感じはするけれど
まだまだコートが手放せない頃、
ガーデンデザイナーの烏賀陽百合さんと
修学院離宮へ。




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ゆーりーさんの新刊
”しかけにときめく「京都名庭園」”の
トップバッターとして修学院離宮が
紹介されています。

チャー:「この本読んで
     予習してきましたよっ!」







チャーリーのマネジャー兼フォトグラファーの
野口さとこもちょこっと撮影のお手伝いさせて
いただきました。




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修学院離宮は宮内省が管理していて、
宮内省の方がガイドをしてくれるんです。

チャー:「再会できて嬉しいですよぅ!」

奇遇にも、前回ご案内いただいた
野村さんにお会いできました。






修学院離宮は、後水尾上皇が自ら設計図を
書いたほどの、上皇の美意識とロマンが
感じられるお庭……、ということです。

それを念頭に観て行くと、
「うんうん、ふむふむ、ほぅほぅ!」
と相成りました。




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修学院離宮は下・中・上で構成されていて、
まずは下離宮から始まります。

こちらの御幸門から下離宮へ。




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総勢30名くらいでのツアーです。




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ゆーりーさんの本の中でも
紹介されている”袖形灯籠”。

ワニが口を広げているようにも
見えることから、”鰐口灯籠”とも
呼ばれているそうです。




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ほかにも、こんな灯籠や、




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あんな灯籠など、
個性的でよい形の灯籠が。




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さて、寿月観に到着です。
上皇はこちらで休憩して、
上離宮へ赴く準備をしたそう。




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チャーリーも休憩。




東門から出ると視界が大きく開けます。




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田園風景が広がっていて、
そのスケールにびっくりします。




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後水尾上皇は、季節の移ろいを楽しむために、
まわりの田園風景を取り入れたそう。

山々の借景も素晴らしく、どこからどこまでが
修学院離宮なのか境目がわかなくなる……、
これこそがこの庭園の醍醐味なのですね。





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中離宮へ。




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楽只軒(らくしけん)を説明中の野村さん。

関西弁を交えてのお話がためになるやら
面白いやらでみんな釘付け。

楽只軒は後水尾天皇の皇女、光子内親王のために
建てられた山荘で、後水尾上皇の亡くなられた後
光子内親王が父を弔うため、林丘寺というお寺に
したそうです。




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ちなみに現在の林丘寺は、
この階段の上にあります。




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建物の中は、このアンバランスな階段で
繋がっているらしい。




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楽只軒をくるっとまわって、客殿へ。
チャー:「菊の御紋だ!」




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漁村で網を干した形を表す”網干の欄干”。
チャー:「網干に美意識を感じたんですねぇ」




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いよいよ、松の道を通って上離宮へ。
チャー:「わくわく……」




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途中に見えてくるのが、大刈込み。
何種類もの常緑樹を混植することで、
変化を楽しむという工夫が。

この刈込み具合には誠実さを感じます。




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いよいよクライマックス。

「ぜった後ろを振り向かないで一気に上って」

と、野村さんに言いつけられるも、
左右の視界閉ざされた上に後ろが
気になって仕方がないチャーリー。

(もしかして百太郎が……←チャーリー心の声)







上りきって、




やっとこさ、




振り返るお許しが出ました。




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チャー:「わーぉ!」




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あいにくの曇り空でしたが、遠くに見える
山々のシルエットが素敵でした。





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ご一緒した、
山本さん、ダイモンナオさん、かおちゃん、
そして烏賀陽百合さんと。




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池を一周して振り返ると、
さっき景色を見下ろした隣雲亭が。




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さいごに野村さんと記念撮影。
ありがとうございました。





前回は夏に行ってましたわ。
暑かったなぁ……。
 ↓
修学院離宮で美に触れる




烏賀陽百合さんの本。



ここが見どころ 京都の名園 (淡交ムック)
烏賀陽百合
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by charlienoguchi | 2019-04-15 22:05 | 京都

写真家 野口さとこの相棒、モデルのチャーリーの世界。 美味しいものと京都慕情。日常と珍道中。satokonoguchi.com


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