2019年 04月 15日
修学院離宮、ふたたび
春の訪れを感じはするけれど
まだまだコートが手放せない頃、
ガーデンデザイナーの烏賀陽百合さんと
修学院離宮へ。

ゆーりーさんの新刊
”しかけにときめく「京都名庭園」”の
トップバッターとして修学院離宮が
紹介されています。
チャー:「この本読んで
予習してきましたよっ!」
チャーリーのマネジャー兼フォトグラファーの
野口さとこもちょこっと撮影のお手伝いさせて
いただきました。

修学院離宮は宮内省が管理していて、
宮内省の方がガイドをしてくれるんです。チャー:「再会できて嬉しいですよぅ!」
奇遇にも、前回ご案内いただいた
野村さんにお会いできました。
修学院離宮は、後水尾上皇が自ら設計図を
書いたほどの、上皇の美意識とロマンが
感じられるお庭……、ということです。
それを念頭に観て行くと、
「うんうん、ふむふむ、ほぅほぅ!」
と相成りました。
修学院離宮は下・中・上で構成されていて、
まずは下離宮から始まります。
こちらの御幸門から下離宮へ。

総勢30名くらいでのツアーです。

ゆーりーさんの本の中でも
紹介されている”袖形灯籠”。
ワニが口を広げているようにも
見えることから、”鰐口灯籠”とも
呼ばれているそうです。

ほかにも、こんな灯籠や、

あんな灯籠など、
個性的でよい形の灯籠が。

さて、寿月観に到着です。
上皇はこちらで休憩して、
上離宮へ赴く準備をしたそう。

チャーリーも休憩。
東門から出ると視界が大きく開けます。

田園風景が広がっていて、
そのスケールにびっくりします。

後水尾上皇は、季節の移ろいを楽しむために、
まわりの田園風景を取り入れたそう。
山々の借景も素晴らしく、どこからどこまでが
修学院離宮なのか境目がわかなくなる……、
これこそがこの庭園の醍醐味なのですね。

この階段の上にあります。
チャー:「菊の御紋だ!」
チャー:「網干に美意識を感じたんですねぇ」
何種類もの常緑樹を混植することで、
変化を楽しむという工夫が。
この刈込み具合には誠実さを感じます。
「ぜった後ろを振り向かないで一気に上って」
と、野村さんに言いつけられるも、
左右の視界閉ざされた上に後ろが
気になって仕方がないチャーリー。
(もしかして百太郎が……←チャーリー心の声)
上りきって、
やっとこさ、
振り返るお許しが出ました。
チャー:「わーぉ!」

あいにくの曇り空でしたが、遠くに見える
ありがとうございました。
前回は夏に行ってましたわ。
暑かったなぁ……。
↓
修学院離宮で美に触れる烏賀陽百合さんの本。
by charlienoguchi
| 2019-04-15 22:05
| 京都