2019年 08月 06日
太宰治の生家「斜陽館」での出会い
津軽の文豪といえば……、

チャー:「太宰治アニキ!」
彼が育った金木町の生家、
太宰治記念館を訪ねました。

この豪邸は明治40年、太宰治の父、
津軽の大地主で実業家、津島源右衛門さん
によって建てられた建築です。
戦後になって津島家が手放し、
昭和25年から旅館 ”斜陽館” となり、
現在は”太宰治記念館”となっています。

まずは蔵の前で撮影してみました。
が……、
チャー:「うーん、うーん、
イマイチ盛り上がりに欠けない?
そうだ!」

チャー:「ぐふふ」

作務衣に法被姿になってみました。
チャー:「この方がしっくりくるっしょ?」

旅館 ”斜陽館” の番頭さん気分のようで。
こちらは板の間。
吹き抜けから入る自然光がいい感じ。

昔のお家は、家族の中でも身分制度が
あったそうで、一段高い座敷でご飯を
食べることができたのは、お父さんと
長男だけだったそうです。
この段差、少し高くなっているだけ
なのですが、うっかりしてると、
ずっこけちゃうので要注意。

4部屋の和室を開放すると、
63畳の大広間になるらしい。
とにかく作りが大きい島津家です。
チャー:「大宴会ができますねぇ」

チャー:「お仏壇も大き〜い!」

意匠が凝らされていて、細部への
こだわりが感じられます。
太宰治は、
”風情も何もないただ大きいのである”
と思っていたようですが……。

チャー:「も〜い〜よっ」
……、誰とかくれんぼ?

太宰治に想いを馳せる。

チャー:「2階もあるよー」

和洋折衷な感じがとっても素敵。

2階からお庭を望む。

鹿鳴館風の洋間。

こちらはお母さんのお部屋だった空間。
右から三番目の襖に書かれている漢詩に
ご注目なのでございます。

「斜陽」という文字が。
旅館時代から太宰ファンに「斜陽の間」
として親しまれてきたそうな。

鬼に捕まったようで……、
かくれんぼ終了のようです。

鬼の正体は階段の装飾でした。

蔵に続く階段。
太宰治は子どもの頃、
この階段で遊んでいたそうです。

小さな太宰治に会いました。
彫刻家 中村晋也さんの作品。
太宰治像に見とれていると……、

津軽美人に出会ったのであります。
長尾真紀子さん。
五所川原で音楽教室や書道教室の先生を
している傍ら、太宰治のイベントなどで
作品の朗読をしたり、イベントの司会を
しているという、素敵な女性。
真紀子さん:「おめ、だだば !?」
チャーリー:「わ、チャーリーだぢゃ」
津軽弁での会話に挑戦。

真紀子さん:「デッけぇ銅像は公園さ
行げばあるばって、イグ?」
という訳で、ご案内していただけることに。

の前に、何故か駅。

なんと、
公園の中に汽車が走っているのです!
電車じゃなくて、汽車ですよ!

津軽鉄道、その名も ” 走れメロス号 ”

真紀子さん:「これが太宰治の銅像だおん」
チャーリー:「おんろー、かっこいっきゃ!」

短い時間でしたが、バイリンガルの
真紀子さんから津軽弁をちょこっと
教えていただきました。
日本語とは思えないフランス語のような
なめらかな言葉はなかなかにディープで
クセになりました。
真紀子さん、ありがどーごし!
by charlienoguchi
| 2019-08-06 21:54
| 旅