2019年 08月 23日
京都御苑の拾翠亭

チャー:「拾翠亭に行ってみよう〜」

ということで、京都御苑内にあります
” 拾翠亭(しゅうすいてい) " へ。

江戸時代後期、五摂家の一つ
九条家の別邸として建てられ、
茶会や歌会などの社交の場に
利用されていたそうです。

”拾翠"という名前には、
”緑の草花を拾い集める”
という意味が込められて
いるのだそうです。
チャー:「まさにそんな感じですなぁ」

広い縁側。
貸切状態でした。

チャー:「ほぅ、こりゃいいや」
はて?
何が?

大きな沓脱石でした。

確かに良さそう。

見上げるとここにもサルスベリ。
九条家の方々はサルスベリが
お気に入りだったのでしょうか。
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↓

手水鉢にサルスベリという演出がニクい。

茶室へと続く廊下。

チャー:「渋い……」

築200年の建物は、
随所から貫禄を感じます。

急な階段を上って2階へ。

チャー:「なんとも素敵な眺め♡」

九条家の方々もこの景色を
愉しまれていたのでしょうか。




ちょっぴりかしこまって。

九條池の対岸に、厳島神社があります。
平清盛が建立したということですから、

”縁高欄(えんこうらん)”という
手摺から九条池を見下ろすことが
できます。

障子は、紙を1/2づつずらして貼る
”石垣貼り”です。
大変高度な技が要る貼り方らしく光のニュアンスが美しい。

欄間には、”丁子七宝 ”の紋の
意匠が凝らされています。

ちょっぴりかしこまって。

九條池の対岸に、厳島神社があります。
平清盛が建立したということですから、
拾翠亭が立てられるよりずっと前から
こちらにお祀りされているのですね。
チャームポイントは、
唐破風鳥居という屋根がぽこんと
滑らかな形をしているところ。
京都三珍鳥居のひとつなんですって。
京都三珍鳥居のひとつなんですって。
by charlienoguchi
| 2019-08-23 08:00
| 京都